実費で見る家族葬と葬儀の費用。

葬儀と家族葬の実費で掛かる費用の違い、葬儀費用を抑えるならどっち。

家族葬用の花祭壇

近年支流の家族葬ですが、各家族化が進み、ご近所付き合いも希薄になり、身内だけでこじんまり葬儀を執り行なおうという方が増えたことから、家族葬が増えてきています。

ただ、身内だけで執り行なう家族葬と、ご近所や会社関係の方など一般参列者の方を招いて執り行なう一般葬

参列者の人数や葬儀の規模が違うので、葬儀費用もそれなりに違いが出てきますので、葬儀費用を抑えるなら家族葬の方が良いとお考えの方も多いのではないでしょうか?

ここでは、葬儀費用と葬儀の規模による違いと実際に支払う費用の出所についてお伝えします。

特に、葬儀費用を抑えたいとお考えの方は参考になると思います。

結論から言うと、家族葬より一般葬儀の方が出費は抑えられる事がある

なぜ、葬儀費用に関する事を記事にしているかというと、

私が葬儀社に勤めていたときも、「葬儀費用をできるだけ抑えたい」という依頼が多いからです。

また、そういった方は直送や家族葬を選ばれるケースが多いです。

でも、実際には家族葬より会葬者を招いて一般的な葬儀をしたほうが、実費での支払いが少なくなるケースがあります。

家族葬と葬儀の価格の違いと、実費で掛かる費用の違い

これは何も難しい話ではなく、葬儀費用で大きなウエイトを占めるのが

  • 祭壇費用(祭壇花を含む)
  • 葬儀会場費用
  • 住職さんへと御布施
  • 親族へのおもてなしです。

祭壇は大きさによっても異なりますし、会場も大きさによって異なりますが、

何より、費用面での大きなウエイトを占めるのが親族へのおもてなしです。

これは、最近では当たり前となっている葬儀プランにも含まれていないことが多い部分で、その大半は料理に掛かる費用です。

親族が多ければ、家族葬でも費用は大きくなる

家族葬と言っても、お亡くなりになった方のご家族だけでなくお亡くなりになった方の親のつながりやご兄弟など、ご親族の方は御通夜を終え、一夜を明かし翌日には火葬場まで一緒に足を運びお亡くなりになったお骨を一緒に拾ってご供養するのが一般的です。

その後親族の方々に対し、葬儀を執り行なう側は料理でおもてなしをします。

  • お通夜の前の夕食
  • お通夜の後の通夜振る舞い(オードブル・アルコール類など)
  • 翌朝の朝食
  • 火葬場での弁当
  • 繰り上げ法要(引き物・弁当)

1人あたり、5回分の料理が掛かりますので、

集まる親族が多ければ多いほど葬儀費用がかかります。

葬儀プラン以外でかかる費用の大きなウエイトを占めるのが、身内への料理です。

親族が多ければ、一般葬儀の方が実費が掛からない理由

一般的な葬儀の方は、ご近所の方や会社関係など一般会葬者をお招きした葬儀となります。

一般会葬者をお招きすると受付などの対応は必要ですが(葬儀社が対応する場合もあります)、香典が集まります。

一般会葬者への返礼品としてその場で香典返しをお渡ししますが、基本的にそれだけですので集まった香典は葬儀費用の足しになる訳です。

私自身が実際に経験した例

私自身、20代後半で父親がなくなりまして、喪主として葬儀を執り行ないました。

母親はすでに離婚していて、一つ下に弟がいました。

父は長いこと入院生活をしていて社会から離れて10年近くにたっていたこともあり、職場関係の繋がりもなく、近所づきあいもほとんどありませんでした。

私は一般的な葬儀を執り行なう事を選択しました。

私と弟の職場関係や友達関係を呼ぶことにして一般的な葬儀を執り行なった結果、

葬儀費用は約60万円(住職への御布施込み)でした。

思いのほか多くの方にご参列頂き、親族と合わせて集まった香典が約58万円ほど。

私と弟で身銭を切った実費が約2万円ほどでした。

あくまで葬儀費用に特化した話です。

葬儀は、お亡くなりになった方の生前からのご意向やご家族の皆様の意向があるので、葬儀と家族葬のどちらの方が良いというような問題ではありません。

あくまで葬儀費用に着目したお話です。

身内だけでこじんまりと、温かく送って上げられるのが家族葬というイメージかと思いますが、葬儀費用は、親族の多さで大きく変わってきます。

  • お通夜の前の夕食
  • お通夜の後の通夜振る舞い(オードブル・アルコール類など)
  • 翌朝の朝食
  • 火葬場での弁当
  • 繰り上げ法要(引き物・弁当)

身内の方一人当たり、一般的にこれだけの料理を用意しますし、お酒や飲料も掛かりますから、単純に1食あたりの飲食代が1,500円として、一人当たり7,500円です。

喪主の方の家族を含め、集まった親族が30名いたら、225,000円です。

例えば葬儀プランが200,000円だとしたら、425,000円となります。

集まる親族が多いと、葬儀プランより実際に支払う費用は2倍になることも珍しい事ではありません。

一般会葬者の見込みがつくなら、家族葬より葬儀の方が実際の費用は抑えられます。

家族葬でこじんまりと言っても、親族の方はお招きする事になると思います。

葬儀費用は、親族への飲食代が意外と大きなウエイトを占めるので、一般会葬者をある程度お招きできる見込みがあるなら、家族葬より葬儀の方が実費で掛かる費用が抑えられるということになります。



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